白文鳥

このブログでも何度か登場しているが、

我が家のメンバーは

私と妻そして息子の3人家族である。

 

しかし、忘れてはならない重要な秘密のメンバーがいる。

それはペットの白文鳥くんである。

 

彼をお迎えしたのは結婚して間もない頃、

一昨年の11月であった。

 

きっかけは妻の何気ない

ペットを飼いたい。

という一言。

 

私も妻も小さい頃から実家で動物を飼っており、

ペットという存在にも慣れていたし、

なによりペットの素晴らしさを理解していた。

無論、ペットを飼うことは大賛成であったがもちろん不安もあった。

 

命を扱うことであるし、

なによりうちは犬猫禁止のアパートである。

 

しかしアパートの注意書き曰く、

臭いや音などで周りに迷惑をかけるペットはダメと書かれてある。

そこで、妻と話し合い、

飼えそうなペットを考え

辿り着いた先が文鳥だった。

 

妻は昔親が文鳥を飼っていたこともあり、親しみがあったそう。

一方で私は、

鳥=カラス、ハト=不気味

というイメージがあり、

もちろん文鳥は小鳥ではあるものの、

鳥を飼うことに対してなんとも言えないおぞましさをどこか感じていた。

 

まずは見てみるかとペットショップ何軒かに掛け合い、

取り扱っているところに伺うこととした。

 

白文鳥の雛が2羽ほど入荷したということで、ドキドキしながら見に行った。

(もちろんこの時飼うつもりでは行っていない。)

 

こちらになります。

と、見せてもらったショーケース(虫かご)の中には小さな小さな白い大福のようなものが2つ転がっていた。

 

文鳥の雛は見たこともなかったが、

これほどまで可愛いのかという衝撃を受けたことを覚えている。

手をかざすと餌を貰えると思い、

ピーピーと口を開けて甘えてくる。

この子たちにも親がいて、引き離されてここにきたのかと思うと

少し気の毒な気持ちにもなったが、

それ以上に飼った人達に幸せを与えてくれてるんだなと思うと、

こんな小さな命にも教えてもらえることはたくさんあるのだと考えさせられた。

 

この調子で何軒かペットショップをまわり、

1番の近場のショップに

とても気の合う白文鳥の雛がいた。

 

必要なものも買い揃え、お迎えし、私たちは家族となった。

見てるだけで癒されるし、元気に飛び回る姿は、

我が家に幸せを運んでくれたのだと感じさせてくれる。

今ではかけがえのない存在となってくれました。

 

いつか息子とも一緒に遊んでもらいたいもの。

 

 

ちなみに私の個人的な1番の思い出は、

ペットショップに見に行ったあと、

 

やはり飼うのは難しいのではないか

 

と私が言った時、

 

妻に泣かれ、もう一度ペットショップに迎えに行ったことです。

 

あの時の涙が今の私達、家族を作ったと言っても過言ではありません。感謝。