ビーボーイ

先日、ラッパーの漢　a.k.a GAMIが大麻所持の罪で逮捕された。

ここ数年、フリースタイルダンジョンという番組も人気になって

ヒップホップの人気が再燃してきている。

この漢もフリースタイルダンジョンに出演していたし、

最近ノッてきていただけあって少し残念なニュースであった。

ただどう見ても大麻やってる人って感じだし、

逮捕にそこまでの驚きがあったわけではない。

この残念なニュースを聞き、

三度の飯よりヒップホップが好きでたまらなかった、

ビーボーイに憧れを抱いていた頃のことを少し思い出した。

ビーボーイとは、

ラップ、DJ、ブレイクダンス、グラフィティ

なんかのヒップホップ文化を愛するヤロウ共のことである。

私の学生時代もまさにこれで、ビーボーイにどっぷりだった。

周りの友達ともラップのお気に入りの曲の話なんかをするのがお決まりであった。

きっかけは洋楽であったが、次第に日本のラップも聴くようになり、

今でも大好きな音楽の一つとなっている。

しかし、ラップという音楽自体なかなか大衆に受け入れられづらいものであり、

昔から脚光を浴びることはなかった。

そんな中、キックザカンクルーやリップスライムといったグループがあらわれ、

彼らがポップに寄ったラップを出し、

それが人気となり、少しずつ日本の音楽シーンにラップというものが認識されるようになった。

もっと言えば、さらに昔からラップをやってきた人達もいて、

その人達が先ほどのグループ達に影響を与えてきていた。

今思えば、その辺りが日本語ラップの原点にして最盛期であったと感じる。

もちろん漢もその先頭に立って引っ張ってきた人達の1人である。

今もラップを頑張ってる人達もたくさんいて、いい曲が日々生まれている。

ラップという音楽自体、様々な曲調のものも生まれ

たくさんの人に愛されるようになり、

間違いなく進化してきている。

そんな中での残念なニュースではあったが、

これからもさらなるヒップホップの繁栄を陰ながら願っています。