宮藤官九郎作品愛

映画が好きでもドラマはあまりハマることはなかった。

面白いドラマがあっても、毎週時間が決められ、

その時間は拘束されてしまうことに抵抗があった。

好きなときに見て完結できる映画の方が性に合っていた。

 

そんな私でもどっぷりハマって一気見したドラマがある。

それが

池袋ウエストゲートパーク

木更津キャッツアイなどの宮藤官九郎作品たちである。

 

宮藤官九郎作品と最初に出会ったのは池袋ウエストゲートパーク

当時小学生であった。

 

あの時は話の楽しさ以上に

長瀬智也窪塚洋介のカッコ良さにほれぼれしながら見ていた。

 

その後中学生の時に見直したとき、

また違った見方ができるようになっていた。

 

あの時は深くまで理解できなかったりストーリーの面白さ、

そしてなにより独特のテンポの良さや、演出、ノリなんかが他のドラマにはない、宮藤官九郎作品の特色なんだと感じた。

 

ここで宮藤官九郎作品に興味を持ち木更津キャッツアイなども一気見した。

 

これがまたとんでもなく面白く、

間違いなく私の人生に影響を与えた作品の一つとなった。

 

たしかに万人受けするような作品たちではないが、

ハマる人にはとことんハマるような作品になっている。

 

池袋はサスペンス寄りの作品で

木更津の方は青春ものといった、それぞれ違ったジャンルではあるが、

同じく宮藤ワールドがどちらも炸裂しており

ジャンルに好き嫌いはあれ楽しめる。

 

とにかく展開や演出や音楽や台詞

全体の雰囲気が、宮藤官九郎っぽいなと感じさせるほど独特で

これは前回紹介したロックストックの映画にも同じ雰囲気を感じることができる。

それはなぜなら

木更津キャッツアイはロックストックを参考に作られているらしいのだ。

 

それはハマるわけである。

 

そんなこんなの宮藤官九郎作品。

この2つ以外にももちろん名作揃い。

 

好きな人はとことん好きだが、そこまで知名度が高いわけでもない作品。

それ故にもっとたくさんの人に見てもらいたい作品である。

 

映画しかりドラマしかり、そんな作品にもっと巡り合っていけたら嬉しい。